爪 つめ@千葉県の皮膚科、形成外科、美容皮膚科 船橋ゆーかりクリニック

爪 つめ 巻爪、陥入爪、爪水虫

船橋 ユーカリ クリニック 皮膚科 形成外科 爪 つめ

爪が刺さって痛い

 足の親指の爪の脇が皮膚に突き刺さって痛くなってしまうことはよくあります。ひどくなると、赤い肉が膨らんできます。赤い肉は肉芽腫(にくげしゅ)といって、傷を治そうとして増殖している毛細血管の塊です。これは知らず知らずのうちに爪切りで深爪をしてしまったことに加えて、幅の狭い靴で横から圧迫されたために起こることが多いようです。
 ゆーかり院長も、足の親指の爪には悩まされました。おまけに爪水虫も体験しました。ほっておくと、かなり痛くなって、つらかったです。内服したのに治らなくて、実はまだ悩んでいます(トホホ)

予防法

 何が悪いのか?まず、爪切りです。普通の爪切りは手指用ですので、三日月のように曲がっています。この曲線が曲者(くせもの)です。ついつい深爪をしたくなってしまうのです。薬局で探してみてください。足指用のまっすぐな爪切りがあります。これを使うと、深爪をしなくなります。なるべく皮膚より前に爪が伸びるようにしてください。これで陥入爪は防ぐことができます。 足の爪は足用爪切りで、まっすぐ切ることも大切です。 

治療法

 1.まず、傷に当たっている爪を斜めに切除します。初めての方は、これで治ることが多いです。
 2.小さい肉芽は抗生剤含有ステロイド外用剤で保存的に治療します。
 3.大きくなってしまった肉芽は局所麻酔を行い、切除した方が早く治ります。
 4.何度も再発している方は、端の爪(2,3mm幅)が生えてこないようにフェノール法で処置します。

陥入爪と巻爪の違い

次に巻爪のことをお話しする前に、よく混同する陥入爪と巻爪のことです。専門的には二つは区別しています。陥入爪は爪の端が皮膚にめり込んで痛い状態のことです。巻爪は爪全体が丸く曲がってくる状態のことです。ですから、巻爪の爪の端が皮膚にめり込めば痛くなりますので、陥入爪を合併することがある訳です。爪が巻いていなくても、爪の端が皮膚にめり込むことがあります。深爪して、爪の端っこが完全に切られていなくて、取り残され、とげ状になって、皮膚に突き刺さります。爪のとげが痛みの原因なのです。

巻爪とは

 巻爪には3つの原因があります。
1.爪の裏側に水虫のカビがついてしまった場合
2.足指の末端の骨が盛り上がってきた場合
3.爪の幅が少し広い方で、長時間立っていることが多く、靴で横から圧迫される場合
骨が盛り上がっているかどうかはレントゲンやエコーを使えば、わかります。水虫は爪の一部を削り、ズームという薬品で爪を溶かして、表皮細胞の間にカビの菌糸が入り込んでいないかどうかを顕微鏡で検査するとわかります。ほかの指の爪も巻いていたり、厚くなっている場合は爪水虫のことが多いです。原因を究明せずに、超弾性ワイヤーを挿入したり、形状記憶合金板を貼り付けても、再発してしまいます。まず、顕微鏡検査で原因を調べてもらいましょう。

矯正ワイヤとは 

町田先生が開発された超弾性ワイヤーをマチワイヤ(多摩メディカル販売、保険適応外)と言います。マチワイヤ画像
利点は、痛くないことでしょう。しかし、適応をよく考える必要があります。装着するためには皮膚より前になるように爪を長く伸ばす必要があります。また、くつしたやストッキングに引っかかる可能性があります。
 マチプレートは板状ですが、爪に貼り付けて、曲がりを治しますが、1日2回程度ドライヤーで暖める必要があります。暖めないと、矯正力が働かない点では、持続性がないので、なかなか矯正が難しいと思いますので、当院ではマチワイヤの方をお勧めしています。

応急処置

 陥入爪の応急処置は、めり込んでいる爪のとげを除去することです。やむをえない状況なので、一旦 深爪にしてしまいます。 盛り上がった肉芽がひどいかたは、局所麻酔して、肉芽を切除します。何度も再発される方は、2つの原因が考えられます。

1.爪の幅が広い
2.靴の前の方の幅が狭い

靴の幅が狭いときは広い靴に買い換えましょう。体質的に爪の幅が広い場合は、狭くする処置をすることができます。局所麻酔を行い、爪の端を根元まで切除したのち、フェノールという薬剤を使って、爪を作っている組織を腐食させます。こうすることで、爪の端の部分だけが生えてこなくなり、再発しなくなります。

爪白癬(爪水虫)

 爪水虫は爪を巻くだけでなく、爪が白くにごり、厚くなってきます。爪の表面に白いすじが入ることもあります。まず、顕微鏡検査で確定診断をつけてもらいましょう。治療は、抗真菌剤の内服治療です。現在は2通りあります。 a) ラミシールを1日1錠内服する方法(6ヶ月から1年継続) b) イトリゾールを1週間多量に服用するパルス療法(1週間内服後、3週間休薬するサイクルを3回反復) 。それぞれメリット、デメリット、治癒率、治らなかった場合の対処法がありますので、担当の専門医に詳しい説明をお聞きください。 LinkIcon水虫